担々麺(神楽坂芝蘭 (カグラザカチィラン))の口コミ/評判
メニュー情報
レビュー一覧(11)
- 5.02023/1/9kurochandesu
- 4.02022/10/19tangy_jelly_gq0
何を頼んでも美味しいのはわかっているのだけど担々麺を頼んでしまう。
醤油系のスープに浮かんだ胡麻だかナッツだか麻辣だかがごっちゃになった何かをライスにかけて食べるのがうまい。
一つこの店の問題を挙げるので有れば、お冷の配分量だ。
デフォルトではビールグラス的なコップに注がれたお冷が着席と同時に配膳される。
しかし、暑いからと言ってそれをぐびぐび飲んではいけない。この島国日本に住んでいると忘れがちかもしれないが水は有限の資源なのだ。
ここは中国料理店である。無論、コップのお冷が空になろうとも自動で追加のお冷を注ぎにきてくれるシステムは存在しない。
本場四川の激辛麻婆豆腐をおすすめメニューに掲げ、大半の客が舌を痺れさせ120ml程度の初期お冷を枯渇させてようとも、追加のお冷を注ぎにくることはない。これが本番四川では当たり前なのだろう。
そんなことは百も承知の上担々麺を注文している常連の私であったが、担々麺のあまりの旨さゆえ、お冷を飲み干してしまった。
通常の店であればピッチャー一杯ほどの水をランチで飲み干すドランカーの私はどうしたものかと途方に暮れていたのだが、
二つ隣に着席していた(恐らく麻婆豆腐を注文していた)女史が、「すいません、お水下さい」と、淡々と、はっきりと言い放った。
店員は明るい笑顔と共に「少々お待ちください」と言い、間もなくお冷をたっぷり入ったピッチャーを手に女史のビールグラスに水を注いだ。
そこで初めて気づいたのであろう。店員は周りの客のビールグラスも軒並み空になっていることを察し、この環境で最も大切な水をそれぞれのビールグラスに注ぎ始めたのだ。
無論私のビールグラスも例外ではない。
あの女史のおかげで私のビールグラスに並々とお冷が注がれた。ありがたい。
彼女は仕事ができる人間だろうと思った。
停滞する会議でハキハキと自分の意見を述べ、良いものはいい、悪いものは悪いと断罪し、上司からは最初はその性格から扱いにくいだのとの評価を与えられるも、後輩からの支持は厚く、結果的に会社全体から認めざるを得ない実績を残す。そんなバックグラウンドを一瞬で想像できてしまうほどの行動力であった。
また会いたいものである。その時は私から言いたいものだ。「すいません、お水ください」と。
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