四川麻婆豆腐つけめん(三ツ矢堂製麺 佐久平店 )の口コミ/評判メニュー情報3食べたい3.1¥930三ツ矢堂製麺 佐久平店 ランチディナーつけ麺麻婆豆腐レビュー一覧(1)aratakondo4.02019/3/18基本的にチェーン店は好まない。大量生産され、全国一律に提供される商品から感じとられるのは「正確」で「高精度」なものだ。いつでもどこでも「変わらぬ味わい」からは得られ個性は極めて希薄なものといえる。だから好まないのだ。とはいえ忌避するほどではないし、自分では足を向けないが、誘われればホイホイ行ってしまう程度のいい加減な「好み」ではあるが。三ツ矢堂製麺はつけ麺を主軸とするチェーン店である。といって東京、千葉、埼玉、静岡など20店舗ほどの小さな展開ではあるが。フィリピン、マレーシアにも支店があるようだが、なんとわが長野県に3店舗もあるのはなぜだろうか。しかも、こちらはチェーン店にも関わらず個性的なメニューが多くて好きなのだ。デフォルトのつけ麺からして凝っている。ゆず風味がばっちり効いたスープ。小盛りから特盛までまたは冷や締めから湯だめまで、量も温度も自在な選択のできる麺。カレーやエスニック風なものまで、様々に楽しめる季節メニューも充実している。今回いただいたのはやはり季節メニューである「四川麻婆豆腐つけめん」930円「悪魔の追い飯」60円麻婆豆腐は辛ければ辛いほどよい。そんな辛いもの好きにとって、"鮮烈な辛さと痺れに快楽と背徳感を与える"という惹句、そして"悪魔の"とも冠されている麻婆豆腐に期待の鼓動は高まるばかりである。その地獄のごとき紅の地肌には、うす紅く染め上げられた豆腐、細に引き割られた肉、そして砂つぶのような灰褐色の山椒。それにしても山椒の辛さとは、唐辛子のそれと違い、堪えようのない辛味というか。ここに麺をひたしてたぐるのである。不味いわけがない。ズルズルと紅の点々をそこここに飛び散らせながら、無我夢中にたぐる、たぐる、たぐる。あまりの辛さと痺れのために朦朧となり、それは恍惚にいたる。あっという間に麺が終わる。残りの麻婆豆腐は辛さのため、そのまま食べるのに躊躇するほどだ。常であれば割りスープで処理するのだが、今回ばかりはその技が使えない。そのために「悪魔の追い飯」が用意されている。残りの麻婆に少量のご飯を投入し、ぐちゃぐちゃとかき混ぜいただくのである。美味い、美味すぎる。だが、明らかに食べ過ぎているのだ。なるほどこれは"悪魔の"と表現するのが妥当である。三ツ矢堂製麺侮りがたし。常にチェックすべきチェーン店であろう。#つけ麺店舗情報三ツ矢堂製麺 佐久平店 長野県佐久市佐久平駅南19-1 今日11:00~21:300267887718
基本的にチェーン店は好まない。
大量生産され、全国一律に提供される商品から感じとられるのは「正確」で「高精度」なものだ。いつでもどこでも「変わらぬ味わい」からは得られ個性は極めて希薄なものといえる。だから好まないのだ。とはいえ忌避するほどではないし、自分では足を向けないが、誘われればホイホイ行ってしまう程度のいい加減な「好み」ではあるが。
三ツ矢堂製麺はつけ麺を主軸とするチェーン店である。といって東京、千葉、埼玉、静岡など20店舗ほどの小さな展開ではあるが。フィリピン、マレーシアにも支店があるようだが、なんとわが長野県に3店舗もあるのはなぜだろうか。
しかも、こちらはチェーン店にも関わらず個性的なメニューが多くて好きなのだ。デフォルトのつけ麺からして凝っている。ゆず風味がばっちり効いたスープ。小盛りから特盛までまたは冷や締めから湯だめまで、量も温度も自在な選択のできる麺。カレーやエスニック風なものまで、様々に楽しめる季節メニューも充実している。今回いただいたのはやはり季節メニューである
「四川麻婆豆腐つけめん」930円
「悪魔の追い飯」60円
麻婆豆腐は辛ければ辛いほどよい。そんな辛いもの好きにとって、"鮮烈な辛さと痺れに快楽と背徳感を与える"という惹句、そして"悪魔の"とも冠されている麻婆豆腐に期待の鼓動は高まるばかりである。
その地獄のごとき紅の地肌には、うす紅く染め上げられた豆腐、細に引き割られた肉、そして砂つぶのような灰褐色の山椒。それにしても山椒の辛さとは、唐辛子のそれと違い、堪えようのない辛味というか。ここに麺をひたしてたぐるのである。不味いわけがない。ズルズルと紅の点々をそこここに飛び散らせながら、無我夢中にたぐる、たぐる、たぐる。あまりの辛さと痺れのために朦朧となり、それは恍惚にいたる。
あっという間に麺が終わる。残りの麻婆豆腐は辛さのため、そのまま食べるのに躊躇するほどだ。常であれば割りスープで処理するのだが、今回ばかりはその技が使えない。
そのために「悪魔の追い飯」が用意されている。残りの麻婆に少量のご飯を投入し、ぐちゃぐちゃとかき混ぜいただくのである。美味い、美味すぎる。だが、明らかに食べ過ぎているのだ。なるほどこれは"悪魔の"と表現するのが妥当である。
三ツ矢堂製麺侮りがたし。常にチェックすべきチェーン店であろう。
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