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お刺身舟盛定食(佐渡前握り 鮨寿 )の口コミ/評判

レビュー一覧(1)

  • お刺身舟盛定食(佐渡前握り 鮨寿 )
    aratakondoaratakondo
    4.02019/2/26

    どのようにズボラに人間でも、やり残した事があればなんとなく気になって仕方がないものだ。ましてや、それが「不注意での見逃し」であればなおさらだ。手のひらに突き刺さった棘は、ちくりちくりと小さな痛みを送り続ける。それがどれほど小さなものであっても、心の奥底を刺激していくから厄介なのだ。今回の新潟行で、またしてもこの地に来たのも、その棘を引き抜くためなのだ。

    「佐渡前握り 鮨寿」

    新潟中央卸売市場内にある寿司屋さんだ。せんだって訪れたとき、手のひらサイズのアジフライ、そして高鮮度の海鮮丼をいただいて来たわけだが、その後撮影した写真を見返した折にある驚愕の事実が判明した。ショックのあまり、その日のランチごはんのおかわりを忘れ果ててしまったほどである、これは行かねばならぬ。食べてこの衝撃を払拭せねばならない。雌伏のとき、およそひと月を過ごし、ようやくリベンジと相成った。

    「お刺身舟盛定食」1490円

    さすが海の国、宴席の1人分として供されるサイズではあるものの、ごく普通のランチに舟盛が登場してしまうとは。しかも、その日に入荷したものがチョイスされるので、内容は当然日替わりなのである。この日は

    ・アジ

    ・ハマチ

    ・マグロ(赤身)

    ・サーモン

    ・バイ貝

    の5種であった。魚種としてはごく普通の取り合わせだが、各々の高鮮度には息を呑み立ち尽くすしかない。

    アジはおそらくフライに用いるものと同様のサイズであろう。青魚独特の色合いが、これほどきれいだなんて。

    刺身すべてが同様なのだが、特にハマチには脂がしっとりと乗っている。舌の上で溶け果ててしまう。

    マグロは赤身だが、舌の上で溶けてしまうのはハマチと同じ。しかし、サラリとした食感は別世界のものだ。

    サーモンは同じ脂でも「一線を画した」ものといえる。溶け方が違う。

    じつは貝が好きなのだ。コリコリとした歯ごたえがなんとも言えない。不覚にも涙が出てきてしまう。

    圧倒的

    という表現しかできない。あまりの鮮度に、あまりの美味さに圧倒されきってしまう。あゝ新潟はよい地だ。

    #刺身 #舟盛り

店舗情報

新潟県新潟市江南区茗荷谷711 新潟市中央卸売市場中央棟 1F
今日不明
0252572308